【リアルタイム】ヨーロッパ旅行に行きたいけどコロナってどうなの?

ウィーン

日本でも水際対策が緩和されて6月から観光客が入ってくるようになったのではないでしょうか?

ウィーンでも、2年ぶりに街に観光客、とくにアジア系の観光客をたくさん見かけるようになりました。とはいっても、なんだか心配だなという方のために、2022年6月末現時点のリアルなウィーンの状況をお届けします。

帰国前のPCR検査についてはこちらの記事でどうぞ!

旅行前の情報収集は在オーストリア日本大使館のホームページへ

この2年、コロナ禍で大使館から発信される情報には助けられました。

最初のロックダウンが始まってから、毎週新しい規制のルールや新規感染者などをメールで配信しれくれていました。他の国の大使館ではそんな細やかなケアは無いと聞いていたので、感謝もひとしお。

本当にありがたかった。海外で暮らす時は在留届をちゃんと出しましょうね。

そんなわけで、常に新しい情報をモニタリングしてくれているので、在オーストリア日本大使館のホームページが今のところ一番信用できる日本語での情報源だと思います。

※もちろん観光案内所ではないので、お問い合わせなどされるときは自己判断でお願いします。

現在のウィーンコロナ感染者対策と状況

現在の新規感染者数の見方

グーグルで“ウィーン”“コロナ”で検索すれば、感染者数の推移が見られる表がトップに出てくると思います。実はここ最近またじわじわと新規感染者数は上がっています。

2022年6月23日からさかのぼってオーストリア全体の2週間の推移

6月の初めにはほとんどの規制がなくなったので、それに合わせて人の接触が増えていると思うので当然と言えば当然です。逆に規制が無い状態でソーシャルディスタンスを保ったりマスクを常に着用するのも難しいので、自己防衛もしずらいというのは現状かもしれません。

人々はもう殆どコロナ対策をしていないのがリアルな現状

5月ごろから、人に会う前に検査をする習慣はだんだん弱まりました。私もPCR検査を最後に受けたのは5月です。今は基本的には病院やリスクゾーンの人に会う前くらいしか検査結果を求められることはありません。まだ月に5回は無料でPCRが受けられるので、誰かが言い出せば検査を受けることはありますが。

3月を前にワクチンの義務化の議論が過熱したことや、もともと保守的な国でもあるし、コロナ対策に関しては先手を打ってきた経緯からか、オーストリアのワクチン接種率は74%と低くありません。特にレストランや劇場、映画館などでグリーンパスの提示を義務付けていたのもあるかもしれません。ワクチン接種率と1月、2月にオミクロン株に置き換わって、感染が再爆発したので、抗体とワクチンどちらの状況も持っているという人が現状多いです。というわけで、自分はもうかかっても大したことないだろう、そもそもオミクロンなら大丈夫だろうという空気感が主流です。

2年ぶりに気にせずに人に会ったり別れたりする時にハグする生活に戻りました。

今でもマスクの着用が必要な場所

※2022年6月23日現在確認したルールです。

それでもオーストリア国内でもウィーンだけは、まだマスクを着用しなければならない場所があります。マスクは念のためFFP2マスクを1枚用意されるといいと思います。街中でもまだ売っているので、ウィーンに来てから購入することもできると思います。

マスク着用義務のある場所
・病院、介護施設

→6歳以上の訪問者に48時間以内のPCR検査(権限を有する施設)の陰性証明書提示も義務付ける。

・公共交通機関内、停留所・駅の屋内部分、薬局でマスク着用を義務付け

→電車やバスに乗る時、駅やバス停、薬局ではマスクの着用義務があります。ただウィーン市内の規制なので、長距離列車などで区間が過ぎたらマスクを着用していない人が乗って来たりすると思います。

これに加えて、小さい個人店などでマスクをつけてくださいと掲げているところもあります。

私もお店に入って、お店の方がマスクをしていたら私も着けるようにしています。なんというか、相手がリスクゾーンの人かどうかというのは見た目ではわからないので、相手がマスクを着用していたら私もそれに合わせます。別につけなくていいですよ~と声かけられる場合もあります。

  • 少ないがまだマスク着用義務のある場所がある
  • レストランやカフェ、美術館でワクチン接種証明などを提示しなくても利用できる

知っておくといいヨーロッパのコロナ規制:Gルール表記

現在は状況が落ち着いているので、ほとんど適用されている場所は無いのですが、ヨーロッパでコロナ禍で使用しているGルールというのがあります。オーストリアの例で表にしてみました。

上から有効とされる証明書の種類が多く規制は緩い3Gから、有効とされる証明書の種類が減る2Gとワクチン接種証明もしくは、治癒証明に加えて必ずPCR検査の陰性証明が必要な2G+と厳しくなります。3Gから2,5Gまでは、そのいずれか一つを見せればいいのですが、プラスルールの2G+の場合は2種類の証明書が必要になります。

陰性証明の条件に付く~時間以内の部分は割と頻繁に変わります。感染が緩やかな時は72時間ですが、冬ごろは48時間でしたし、もっと厳しい時は24時間以内のPCR検査が必要でした。ちなみに検査結果が出てからではなく、抗体を取ってから、つまり検査を受けてからの時間を表しています。

去年の年末には一番厳しい(ただあまり意味がよくわからない)1G+を導入していた劇場もありました。デルタが猛威を振るっていた頃に比べると、かなり穏やかな規制になりました。

コロナの規制は発令されてすぐ適用される

この2年間、夏はいつも割と落ち着いていました。今年は特に、もはや収束の雰囲気です。ですが、冬になるとどうなるか正直わからないという不安も、周りの人たちから感じます。こればっかりは正直どうなるか分かりませんが、この2年間でコロナ規制は短いと3日くらい前に発表されて適用されてきました。陸続きで人の移動が多いヨーロッパにおいてコロナの規制はスピード感が命です。かつ、日本ではイメージしずらいかもしれませんが、政府が結構これに関してパワーを持っています。ロックダウンが最たる例ですが。

というわけで、渡航1週間前あたりに、旅行に行かれる国の状況はチェックしたほうがいいかなと思います。

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