ドイツ語をこれから勉強する方は、電子辞書の購入を考えているかもしれません。
私も数十年前の受験生の時に電子辞書を使っていたこともありますが、今は断然アプリ派です。
今回は具体的にどのアプリを使用しているのか。その特徴とおすすめする理由やアプリを選ぶときのチェックポイントをまとめました。
電子辞書と違ってアプリは事前にトライアルできないものが多いので、私の使用感などを参考にしていただけたらと思います。
リアルでも、いつもおすすめしているアプリです。これを皆さんが購入されても、私には何の得もありません…でもそんなの関係ないです!
本当に愛用しているのでただ!ただ!!おススメしたい。
熱量がすごいね…読んでみるかね…
語学学習に優秀な辞書ツールは不可欠
脱グーグル翻訳して辞書ツール探しをおすすめする理由
たしかに、ちょっと興味のままに語学に触れる分には、グーグル翻訳でも充分だと思います。
でも、どーーーーしても、その語学を習得必要がある場合、相棒となる辞書ツールは不可欠です。
グーグル翻訳は旅行などで活用するツールで、学習に使用するにはマイナスポイントが多いと私は思います。
一つの単語を調べても、グーグル翻訳では、その単語の区分、類語、文法ルール、類語、例文、何一つ提案してくれません。確かにその単語のざっくりとした意味を知れるかもしれませんが、それを活用するための術を知ることが出来ません。その点、辞書であれば、一度に必要な情報を調べられて、活用する方法を学べます。
グーグル翻訳はもはや、ワンナイトラブです。私的には。変な例えですいません。
一瞬楽しい時間は過ごせても、大抵先がありません。
その点、辞書という良いパートナーに出会えれば、語学習得という長く、険しいいばらの道もガイドとなりあなたを助けてくれます。
これが辞書ツール選びに本気になるのをおすすめする理由です。
語学が上達しない理由がもはやグーグル翻訳にあるかもしれない理由
とは言え、わたしも翻訳ツールは使用します。下記の記事を読んでいただければご納得いただけると思います。
ですが、最初に使うのは辞書ツールです。単語を調べるのに毎回グーグル翻訳は使いません。
なぜなら、先にも書いたように知りたいことが知れないから。
ドイツ語の場合は特に、名詞なら格を調べる必要がありますし、不規則変化の動詞かも知りたいです。英語であろうとも、動詞で分からない単語があった場合は、どの前置詞と組み合わさると意味が変わるのかを知る必要があります。
グーグル翻訳ではそれらは提案してもらえません。
これは、私の経験上の個人的な視点ですが、語学学校でいつもグーグル翻訳で単語を調べている子は中々語学が上達しません。実際に、グーグル翻訳で調べるなと先生に注意されていた子もいました。
でも、理由は簡単です。
同じ単語を調べるという同じ行為なのに、学んでいる量が全然違います。辞書で調べている子とグーグル翻訳で調べている子では、それだけでどんどん差が開きます。
グーグル翻訳はあくまで、補助ツールとしてうまく活用したほうがいいと思います。
そしてうまく活用すると、確かにとても便利なツールであることは間違いないです。
電子辞書よりスマホの辞書アプリ派な理由
ワーホリさんや留学生など現地で生活している人はアプリと相性抜群
スマホのアプリに辞書を入れる前は、私も電子辞書を一つ持っていました。
日本に住んでいたときは、英語やドイツ語を勉強する時間というのが決まっていたので、その時に電子辞書を持参すればよかったので、電子辞書でも特に不便はありませんでした。例えば勉強しにカフェや図書館に行く用のバッグにいつも入れておくだけです。
でも、現地に住んでいたら、毎日、毎秒、新しい単語やボキャブラリーを学ぶチャンスです。
スーパー、駅の広告、道の標識、カフェなど、周りはチャンスだらけなのに辞書が無いとそのまま素通りすることになります。電子辞書って性能がいいほど、ちょっと重たいし、今も流行りのミニバックとの相性も悪くて…ついつい遊びに行くときなんかは家で留守番になりがちです。
その点、スマホに辞書アプリが入っていれば、駅で電車を待つ間に、目に入ってきた単語を調べられるます。そういうスキマ時間の蓄積がボキャブラリーを豊かにします。語学は費やした時間にある程度比例します。そういう意味でも、本当に言葉を習得したかったら、辞書は常に持ち歩くべきです。
単発買いの方が実はコスパがいいかも
おそらく電子辞書のセールスポイントでもあると思うのですが、とにかく色々な種類の辞書が一つに収められています。ただ、正直、全部は使わないのではないかと思います。
私が持っていた電子辞書も医学用語集とか入っていましたが、一度も使いませんでした。
使わないものにお金を払うのって勿体ないな…「大は小を兼ねる」はもはやバブル時代の話だと私は思っています。一見いろいろついてきてお得な感じがしますが、使わないものは得でもなんでもありません。コスパがいいように見えて、実はそうでもないという典型かもしれません。
ドイツ語を勉強したいならドイツ語だけの辞書アプリで十分です。
端末に依存しないので、故障の心配がない
電子辞書は、端末の寿命に依存します。
端末自体が壊れてしまえば、修理に出すか新しいものを買うしかありません。
しかしスマホのアプリはアンドロイドかiPhoneかという依存度はあるものの、スマホが壊れても、機種変をして続けて使えます。
確かに、ものを買ったとうよりツールに課金したんだもんね。
今の時代ならではかも。
私が6年愛用しているドイツ語辞書アプリ
アプリを選ぶときに注意したいこと
辞書アプリを選ぶときに、一つ注意したほうがいいなと思うことがあります。
それはオフラインでも使用できるかどうか。
オンライン接続でも、ゲームではないのでそこまでの負担はないかもしれませんが、単純にオフラインで使えるアプリがあるので、どうせお金を払って長く使うのであればオフライン利用が便利です。
ネットワーク環境に依存しなければ、電源さえ入ればいつでも、どこの国でも、使えます。
もし、短期滞在で日本からSIMロックのかかったスマホを持ってきても、オフラインで辞書を使うことは出来ます。短期滞在者こそ、オフラインアプリは使い勝手が良いです。
私がアプリを選ぶときの第一条件はオフライン利用できることです。
実際に利用している辞書アプリ
物書堂から出ているアクセスの独和・和独辞典です。
実は最初は英語を勉強し始めたときに日英・英日を使い始めました。使ってみて、とにかく便利だったので、ドイツ語を学習するときに同じシリーズのドイツ語辞書を購入しました。
なので、この辞書アプリのおすすめポイントは、日英・英日と共通します。
おすすめポイント1.知りたいことが一ページにまとめられている
- 発音(青いプレイマークを押すと音声が再生されます)
- 動詞の基本的な意味
- 動詞の時制変化
- 前置詞との組み合わせを含めた使用例
- 慣用句
- 類語
- ニュアンス
さらに、変化形というところをタップすると、さらに細かい動詞の変化の一覧が出てきます。これは不規則変化の動詞に付随している機能です。ドイツ語を勉強し始めた方なら、これがとても便利なことが伝わると思います。
私が気に入っているポイントは例文が豊富なことです。
動詞などは特に、ニュアンスを理解する必要があるので、どういう例で使われているのかが分からないと実践で活用できません。
その点、例文が豊富だと、あぁこういう場合に使うんだなというのが分かってテキストの代わりになります。
おすすめポイント2.スマホ内でコピペして使える
スマホ内に入っているアプリなので、簡単にコピペして使えます。
確かに、語学の上達には自分で単語のつづりを覚えたほうがいいのですが…
例えば、メモ帳に調べた単語を蓄積して、自分の単語帳を作ったり
メールやSNS上で知らない言葉をコピペして調べたりするのにとても便利です。電子辞書だと、別のデバイスになるので、こういう使い方は出来ません。アプリの強みだと思います。
もう一つ、履歴が残るのも気に入っています。ドイツ語を勉強し始めた当初は、毎日その日の履歴を単語帳に書き写して復習していました。
おすすめポイント3.有料だけど、電子辞書よりはお手頃
このアプリ、無料アプリではありません。
もしかしたらこれだけで、マイナスポイントな方もいらっしゃるかも…
でも私は、辞書ツールは語学学習の相棒だと考えているの必要経費だと思います。
そして必要経費としては、妥当なラインだと思います。
例えば、このアクセスの日独・独日辞書は現在7500円です。
アプリ自体の値段としては安いものではありませんが、電磁辞書が軒並み4万弱することを思うと、私はお得な買い物だったなと思います。実際、7500円を6年で割ると一年あたり1250円ですし、月額だと104円です。このまま使い続けたらコスパはよくなる一方です。先にも書いたように、端末劣化に依存しないので、基本的に一度インストールすればずっと使えます。
どうしてもお金はかけたくない派におすすめする無料ツール
私は、このアクセスの辞書アプリを入れてから、ウェブ上の無料ツールや、無料アプリは必要ないので一切使っていません。
とはいっても、最近ドイツ語の勉強を始めたという方もいらっしゃると思います。どのくらい本腰を入れるかまだわからないのに7500円が決して安くない気持ちも分かります!
ここからは番外編、無料ツールをご紹介します。
和独辞典
日本語から検索するなら、この和独辞典でしょうか。
簡単な例文くらいは付随して出てきます。
dict.cc
日本語から検索は出来ないのですが、英独辞書でも問題なければ、dict.ccは音声もついているし、仕様もわかり易いです。
LEO
LEOは現地の語学学校の先生たちがよく学生におすすめしている、ウェブ辞書ツールです。
私の辞書アプリのお気に入りポイントと同じで、Leoも詳しい例文が沢山出てくるので、ニュアンスを掴みやすいです。ただ残念ながら日本語には対応していないので、これも英独辞書でも問題ないという方向けです。
まとめ
無料ツールを例で出しました。
でもやっぱり私は無料ツールよりも、電子辞書よりもアプリをおすすめします。
その理由をもう一度おさらいします。
- 語学学習は、スキマ時間で差が出るので常に携帯するスマホ内アプリの相性最高
- 使わない辞書分の金額も含まれる電子書籍より、単発買いできるアプリはコスパ◎
- 端末が壊れても、また新しいスマホにインストールするだけでずっと使える
- コピペして他のアプリでも使える
- オフラインアプリを選べば余計なコストはかからない
- グーグル翻訳で単語を調べているうちは語学は上達しない、辞書を使うべき!
もし、皆さんがおススメの辞書アプリがあればぜひ教えてください!
語学学習の環境が快適になると、やる気も増します。コツコツいっしょに頑張りましょう~!